楽天は30日、コーチの入れ替えを発表した。栗原健太2軍打撃コーチ(36)が、1軍打撃コーチに就任。高須洋介1軍打撃コーチ(42)は2軍打撃コーチに回る。さらに真喜志康永育成コーチ(57)が、1軍内野守備走塁コーチとなり、立石充男1軍内野守備走塁コーチ(60)は、育成コーチになる。

 チームはこの日、西武に敗れて7連敗。開幕から波に乗り切れておらず、4月を終えて6勝19敗1分けで最下位に低迷。4月終了時点での借金13(26試合)は、球団創設年05年の借金17(29試合)に匹敵する。

 一番の課題は、打撃にあった。チーム打率は12球団ワーストの2割1分6厘。昨季26発を放ったペゲーロは5本塁打も打率1割8分1厘。ウィーラーも今季19試合目にして、ようやく初の本塁打をマークした。昨季全試合に出場した銀次は開幕前から不振が続き、出場24試合で既に2試合もスタメンを外れた。さらに、守備でもミスを連発。挟殺プレーでの連係ミスから失点する場面も度々あった。

 昨季から2軍で打撃担当だった栗原コーチに全体の底上げが期待される。また真喜志コーチは、梨田監督就任1年目の16年から楽天に在籍し、指揮官の考えもよく理解する人物。シーズンが始まって1カ月。ここで体制を整え、仕切り直す。