中日が4月20日の広島戦(ナゴヤドーム)以来、今季2度目の2桁得点で快勝した。これで対広島戦4連勝になった。

 打線を勢いづけたのは、京田。打率2割1分3厘と不振だが、広島戦はルーキーの昨年も唯一打率3割超え。この日も初回の今季1号先制2ランを、昨年プロ1号を放った広島中村祐から放った。4回にも犠打でチャンスを広げた。「まだ1回しか(活躍)していない。まだいい状態じゃない。必死にやっているけど、結果が出ない。僕がもっと塁に出ていれば、チームはもっと勝てた」と、表情を引き締めた。

 14安打10得点の猛攻を見せた中日打線。「1点欲しいところで点を取ってくれたのが良かった。投手を楽にしてくれた」。森監督も大島、京田の1、2番コンビの連動、終盤での松井雅、藤井の連続適時打などつながった打線を褒めたたえた。本拠地では広島に負けなしの4連勝。残り2試合を反攻の足がかりにする。