試合前に、西武OBの秋山幸二氏(56)と日本ハムOBの西崎幸広氏(54)の対決が「よみがえる名勝負! 1打席対決」として行われた。

 秋山氏は、背番号1の西武のユニホームで、西崎氏は背番号21の日本ハムのユニホームで登場した。

 秋山氏は、西武ファンからの「ホームラン ホームラン 秋山」の声援に乗り、カウント1-2から、西崎氏の6球目をとらえた。ボールは西武源田遊撃手の足元に飛んだが、源田は手を伸ばさず。左前安打となった。2人は対決後、笑顔で握手をかわした。

 秋山氏は「久しぶりにユニホームを着て野球ができて、面白かったです」と話した。

 「トレンディーエース」の愛称で活躍した西崎氏は、西武でも4年間プレーした。「西武の背番号1は、やっぱり秋山さん。軽く投げるつもりでしたが、このユニホームを見たら少し力が入りました。(日本ハム時代に)西武戦ではよく投げさせてもらいましたが、特に西武のビジターの上下青ユニホームを見るのが嫌だった」と苦笑いで振り返った。

 西武と日本ハムは首位争いを繰り広げており、秋山氏は「調子がいいので、応援のしがいがある。ぜひ応援してもらって、優勝争いにいけるのがいい」と西武ファンに呼びかけた。西崎氏は「下位のチームも力があるし、どうなるか見えない。最終的に(西武と日本ハムの)2チームで優勝争いをして、どちらかが日本シリーズに出てほしい」とエールを送った。