日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が今日29日から2軍で出直しを図る。28日、出場選手登録を抹消された。2日の初昇格以降、21試合に出場して打率1割7分9厘、1本塁打、2打点。降格が決まった27日西武戦後に、再調整へ向けて「真っすぐへの対応を基本線に取り組んでいく。結果を出すだけです。最初から飛ばしていきたい」と決意を明かしていた。直球対策を軸に打撃をレベルアップさせ、交流戦中の再昇格を目指す。

 守備面では1軍同行中に取り組み始めた左翼守備を継続して行う予定だ。この日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷を訪れた荒木2軍監督は「(1、2軍の)コーチが密に連絡を取り合ってくれている。(一塁と左翼)両方やりながら」と話した。1軍での起用の幅を広げる意味でも、左翼守備をマスターする利点は大きい。まずは今日29日西武戦(西武第2)から6月7日DeNA戦(鎌ケ谷)までの2軍戦9試合に全力を注ぐ。

 品川で行われた交流戦の会見ではヤクルトの人気マスコット「つば九郎」が司会者から「意識する選手は?」との質問に「きよみやくんには、負けないぞ」と筆談で対戦を熱望。そのヤクルト戦は交流戦最終カードの6月15日から、DHありの札幌ドーム3連戦。その頃には一回り大きくなって1軍に舞い戻る。【木下大輔】