広島が30日、マツダスタジアムでスカウト会議を行った。1月の同会議で268人いた指名候補から約150人に絞り込み、16人の1位指名候補選手の映像を確認した。

 16人の中には東洋大の梅津晃大投手(4年=仙台育英)、甲斐野央投手(4年=東洋大姫路)、上茶谷大河投手(4年=京都学園)らの大学生、報徳学園・小園海斗内野手(3年)、大阪桐蔭・藤原恭大外野手(3年)ら高校生のほか、社会人投手の名前も挙がっている。

 また、上位候補以外に、各スカウトが「気になる選手」という隠し玉候補も挙げられたという。苑田聡彦スカウト統括部長は「現場が即戦力の投手を欲しいと言うかもしれない。今いる若い投手が伸びてくれれば高校生も(1位の可能性はある)。投手は毎年補強しておかないといけない」と話すにとどめた。次回の会議は夏の甲子園終了後を予定している。