阪神中谷将大外野手が、2号2ランを含む自身プロ最多となる5打点を挙げる活躍で、勝利に大きく貢献した。

 1点リードの3回は1死満塁から左翼へ犠飛。4回には高山の3ランでリードを広げた後の2死三塁で、日本ハム斎藤の内角高め135キロ直球をフルスイング。左翼ポール際に2ランを運んだ。中谷は「入ってくれと思っていました」。金本知憲監督も「あれで結構、楽になったからね。5点差と7点差では大違いですからね」と評価した。

 ダメ押し機は8回1死満塁で回ってきた。西村の外角低め変化球をすくい上げ、左前へ2点適時打を放った。これで今季初の猛打賞を記録し、過去最高だった1試合3打点を更新する5打点を挙げた。「今日はしっかりランナーをかえせたので、続けていけるように明日も頑張ります」。春先に調子を上げることができず、開幕を2軍スタート迎えた。悔しさをバネに、バットを懸命に振り続けている。