生き残りアピールだ! 阪神陽川が、4回に走者一掃の3点二塁打を放った。1点を追う4回1死満塁。初球、真ん中に入った140キロフォークに反応すると打球は左中間を真っ二つに割った。

 「つながってまわってきたチャンスだったので、初球から狙って打ちました」

 一時は逆転となる適時打に、札幌ドームを沸かせた。助っ人ロサリオの降格に伴い、3日西武戦(メットライフドーム)で今季初昇格。「結果にこだわりたい」と意気込む、1軍生き残りをかけた背番号55は、昇格から7戦連続安打をマークと意地を見せている。

 それでも、貪欲に結果を求めている。「他の打席は内容が悪かった。そこは反省です。結果はついてくると思うので、まずは自分のやることをやっていく」。コツコツと信頼を積み重ねて、定位置を奪う。