西武秋山翔吾外野手が、父の日に招待した「ひとり親家庭の親子」の前で2安打を放った。練習後にはサインや写真撮影など笑顔で交流し、パワーをもらって試合に臨んでいた。

 2点を追う1回、左前打を放った。5回にはカウント2-2から中日藤嶋のフォークを捉え、中前打とした。三塁まで進んだものの、あと1本が出ず本塁生還はできなかった。

 今年、ひとり親家庭の親子を招待した試合は、こどもの日、母の日に続いて、3試合目だった。試合には敗れたものの、プレーを通じて気持ちを届けた。「(特に)しっかりやらなければ、という思いはある。打っていなければ、1本打ちたいなと思う。いつもそうだけど、特にそう思う日です」と明かした。

 自身は小学生の時に父親を亡くしており、3年前からこの取り組みを始めた。「いろんな方に活動を知っていただいて、やってくれる人が増えたらいいなと思います」と話した。