パリ五輪(オリンピック)で野球ソフトボール開催を! フランスナショナルチームで監督を務めた吉田義男氏(84=元阪神監督、日刊スポーツ客員評論家)が19日、東京ドームで、フランス野球ソフトボール連盟のディディエ・セミネ会長(欧州野球連盟会長)と会談した。

 同会長は20日に開幕する「日米対抗ソフトボール2018」(東京ドーム)のイベントに、フランス女子ソフトボールナショナルチームが招待されたことで同行。この日は、日本ソフトボール協会(徳田寛会長)とフランス野球ソフトボール連盟のパートナーシップ協定締結式に臨んだ。

 会見後、吉田氏とセミネ会長は約1時間、24年パリ五輪で、野球ソフトボールが置かれた立場について意見交換した。20年東京五輪で競技種目として復活した野球ソフトボールだが、それ以降の開催については不透明だ。

 計7シーズンにわたって仏代表監督として指揮をとった吉田氏は「28年ロサンゼルス五輪につなぐパリの役割は重要だと思う。ぜひパリで野球ソフトボールを開催してほしい」と語った。セミネ会長も「東京とロサンゼルスの間にパリが挟まっているのは幸運だと思っている。さらに働きかけをしていく」と、ロビー活動の強化を示唆した。

 その後、日本ソフトボール協会・宇津木妙子副会長らが加わって、さらに議論を深めた。