西武斉藤彰吾外野手(29)がプロ11年目で初の1試合3安打を記録した。

 8番右翼で先発出場。4回1死で遊撃への内野安打を放つと、二盗も決めた。6回は中越えへ、7回は左越えへ、それぞれ適時二塁打を放ち、計2打点を挙げた。

 敵地でヒーローインタビューを受け「(適時二塁打は)前の打者の勢いに乗りました」と控えめに喜んだ。

 5月29日に今季初昇格。18日のDeNA戦から4試合連続スタメンで起用され、全試合で安打を放った。ここまで、22打数10安打、打率4割5分5厘、1本塁打、4打点と絶好調だ。「本当に、与えられたところで仕事をするだけだと思っています。1軍に上がったら自分の力を出すために、ファームにいる時から準備をしていました。(3安打を)自信にして、次につなげたいです」と話した。

 辻監督は「彼も必死。打撃が良くなっている。守りも良い」とねぎらった。ちなみに、4回の内野安打は最初はアウトの判定だったが、辻監督がリクエストを要求。リプレー検証でセーフに覆った。リクエスト制度がなければ、プロ初の3安打もなかったかも知れない。