たった1日で中日がBクラスに転落した。同点に追いついた直後の9回。田島がつかまった。3連打を浴び、満塁のピンチ。DeNA関根に右翼へ三塁打を打たれた。ここで降板。続く木下雄も止められず、合計5失点。守護神は4失点の炎上だった。「(コースが)甘かった。考えて、修正していかないと」。22日にも同点弾を許しており、不安定な投球が目立った。

 前日23日に逆転勝ちで、森監督の就任以降初となる3位浮上。ナゴヤドームは盛り上がったが、その裏で大島、平田が死球の影響でこの日の先発メンバーから外れた。打撃低迷の京田も今季初のスタメン落ち。アルモンテら外国人トリオを中心に9安打したが、1得点と決め手を欠いた。森監督は「チャンスはあったが、点にできなかった。このメンバーで1(番)と5(番)が抜ければ、簡単にはね。最後はああいう形になって、もったいない」と渋い表情だった。

 連勝は「3」でストップ。セ・リーグは混戦で3位から一気に5位まで落ちた。それでも3カードぶりにカード勝ち越し。明日26日のヤクルト戦(神宮)で再びAクラス入りを狙う。【田口真一郎】