楽天先発の美馬学投手(31)は、いつも以上に悔しさをかみしめた。「ずっと前から本当に楽しみにしていたし、力が入っていたのかもしれない」。相手先発は、東京ガス時代のチームメートであり、同い年の榎田。燃えていた。「彼がいなければ、プロ入り出来ていなかった。彼を見に来ていたスカウトが、自分を拾ってくれた」。オフの自主トレもともにするライバル的な存在でもある。

 味方が2点を先制した直後の4回に自身の送球ミスから失点すると、この回に3失点。1点を追う5回には浅村に1発を許した。5回6安打4失点で降板し、白星を飾れなかった。榎田も6回6安打2失点で、勝ちを逃した。美馬は「今まで6勝しているだけあって、いいピッチングをしているなと思った。勉強になりました」と、また1つ刺激を受けた。

 来週8日にも楽天-西武戦が行われる。次回は楽天生命パークが舞台。美馬-榎田の顔合わせが、有力視される。次回こそ-。元同僚の前で、最高の投球を披露する。