巨人先発の山口俊投手が、今季ワーストの10安打を浴び、6回5失点で降板した。

 2試合連続の中5日での登板は、ボール全体が高めに浮いた。2点を追いついた直後の4回。先頭のDeNA戸柱にカウント1ー1から、真ん中へ甘く入った130キロのスライダーを右翼席に運ばれ、勝ち越しのソロを打たれた。痛い被弾で流れを引き寄せられなかった。

 5回には1死満塁からDeNAの先発今永に左犠飛を許し、追加点を与えた。115球を投じたが、試合を作れなかった。「抑えるべきところを抑えられなかった。下位に打たれてしまったことが失点につながった。(中5日の影響は)全くない。状態は悪くなかったが、1つ1つ慎重かつ大胆にいくというところを調整していきたい」と振り返った。