イースタン・リーグ選抜の3番で先発した、日本ハムのルーキー清宮幸太郎内野手が4回表、第2打席で本塁打を打ち、優秀選手に輝いた。

 清宮は第1打席は空振り三振だった。第2打席も1球目は空振りだったが、迎えた2球目にバットを思い切り振り抜くと、打球は右翼ポール際をのスタンドに飛び込んだ。

 清宮は「変化球が来てくれた。最近、なかなか合ってなかった。いってくれよという感じ。今日は楽しんで一生懸命やろうと。(MVP)いやいや、もう。頑張ります」と照れ笑いを浮かべた。

 第3打席は三振。9回の第4打席。阪神望月が投じた155キロの外角低めの直球を流し打ったが左翼フェンス前で失速し飛球に倒れた。1試合2本塁打目を期待した青森のファンからもため息がもれた。

 試合後、優秀選手賞で50万円を獲得した清宮は、最優秀選手賞(MVP)の中日石垣、優秀選手賞のソフトバンク周東と並んで賞金金額が記載されたボードを掲げ、笑顔でカメラマンの無数のフラッシュを浴びていた。