ウエスタン選抜の中日石垣雅海内野手が、最優秀選手に輝き、賞金100万円を獲得した。

 1点リードで迎えた4回無死。体がよじれるような豪快なフルスイングから放たれた打球は、バックスクリーンへ飛び込むソロ本塁打。山形から試合会場の弘前まで約270キロ超の道のりをものともせず、観戦に訪れていた両親の目の前で貴重な追加点をたたき出した。

 「(バットの)芯に当たったので本当にいってくれという気持ちだった。集中していたので歓声も聞こえなかった。チマチマした打撃より、狙うしかないと思って思い切りいきました。(山形から両親も観戦に)恩返しというか本当に打てて良かった。今まで育ててくれて感謝している。柳田選手のようなフルスイングできる選手になれるように頑張りたい」。賞金ボードを手に表彰式では満面の笑みを浮かべていた。

 ソフトバンク周東、日本ハム清宮が優秀選手賞(賞金50万円)に輝いた。