中日石垣雅海内野手(19)がMVPを受賞した。

 「6番三塁」で先発出場した石垣は1点リードの4回、DeNA阪口の2球目をフルスイングした。打球はプロ入り初めてセンターバックスクリーンに飛び込むソロ本塁打となった。「いい当たりだった。プロで打ったことがなかったので自信になる」。ダイヤモンドを回るとき、自身の野球人生でも記憶がないガッツポーズが自然と出た。

 山形出身で、スタンドには家族や親戚、友人ら20人以上が訪れていた。「親の前で打つことができてうれしかった。こういうところで(MVPを)取れたのは何か持っているのかな。(MVPに)恥じないようにやっていかないといけない」。スター選手の登竜門といわれるフレッシュオールスターで、中日の若いスラッガーが輝いた。