ヤクルトの後半戦“開幕投手”となる小川泰弘投手が15日、連敗ストップへの決意を示した。

 先発予定の16日DeNA戦(横浜)に向け、神宮室内での全体練習で調整。チームは8連敗中の最下位で折り返しを迎えたが「止めたいですね、絶対に」と力を込めた。

 6月は4試合でリーグトップの3勝(0敗)、防御率も1・08の好成績で、球団初の交流戦の最高勝率達成に貢献した。抜群の安定感を買われ、後半戦初戦のマウンドを託された。小川監督からも「ずっと安定した投球をしている。彼中心に回れればと思う」と後半戦の軸にと期待されている。

 「スタートが大事だと思う。自分がやることは変わらない。先発が試合を作って粘っていけば勝ちは見えてくる。自分の仕事を全うしたい。今まで通りに試合をつくって、長いイニングを投げることを目標にやっていきたい」と、エースの自覚を口にした。