阪神マテオがまた「背信投球」だ。1点ビハインドの8回に3番手で登板したが、先頭の巨人岡本に左前打されると、続く亀井には左翼ポール際へ痛恨の2ランを被弾。結果的にこの2点が響いて巨人に競り負け、大事な後半戦初戦を落とした。マテオは5月12日の広島戦でも、1点差で登板し3連続押し出し四球を与えるなどの乱調。2軍での再調整を経て6月30日に1軍復帰してからも、3試合2回1/3で4失点と不安定な投球が続く。

 マテオ本人は「結果は出なかったけど、球のキレ自体は前に戻ってきていると思う」と前向きだったが、香田投手コーチは「私のミスですね。違う選択肢も? そういうことですね」と起用法を反省。同時に「本来なら勝ちパターンで投げてもらいたいところだけど…1日でも早く自分の球を取り戻してほしい」と早期復調を期待していた。