ヤクルト山田哲が「2年間打ちまくり」で、東京オリンピック(五輪)切符をつかみ取る。ちょうど2年後に迫った大舞台への出場意欲を聞かれると「出たいです!」と即答。「だって五輪ですよ。五輪のメダルって重みがすごいと思う。選手村で生活もしてみたいですね」と熱い思いを包み隠さなかった。

 実現に必要なことは分かっている。「今年はもちろんですけど、来年も打ち続けないと選ばれない。2年間、活躍しないといけない」。春先のWBCに出場した昨季は打率2割4分7厘、24本塁打、14盗塁で3年連続トリプルスリーを逃した。稲葉ジャパンには1度も選出されていないだけに、「もちろん呼ばれたいです」と力を込めた。

 今季は打率3割7厘、22本塁打、21盗塁と3度目の偉業達成を射程圏内にとらえる好調ぶりだ。「打ってチームの勝利に貢献していきたい」。2年後まで、走攻守でアピールを続けていく。