巨人ホルヘ・マルティネス内野手(25)が1軍初打席で初本塁打を放った。この日育成契約から支配下登録され、即日1軍昇格。「7番二塁」でプロ初スタメン出場を果たした。

 2回1死、陽岱鋼のすね当てと阿部のバットを持ち、初打席に立った。フルカウントから中日山井の外角高め127キロのフォークに長い腕を目いっぱい伸ばし、バットを合わせた。打球は右中間スタンド最前段へ飛び込み、うれしいプロ1号先制ソロとなった。ダイヤモンドを跳びはねるように1周。総立ちのベンチでチームメートの祝福を受けた。育成出身選手の初打席初本塁打は11年阪神森田、17年広島バティスタに続き史上3人目。球団では史上初となった。

 「自分の打てるボールを待とうと思っていた。手応えは良かったです。もっともっとレベルアップしていきたい」とコメントした。