巨人山口俊投手(31)が、27日の中日12回戦(東京ドーム)でノーヒットノーランを達成した。
14年5月2日の西武岸孝之以来、史上79人目(通算90度目)の快挙となった。
初回から緩急を使い分け、6回までは四死球も与えず、完全試合ペースの快投だった。7回に四球を与え、完全試合の夢は消したが、集中力を切らさない。8回には中日の藤井がヒット性のあたりを三塁に放ったが、マギーが好捕。お膳立てして盛り上げた周囲にも助けられた。7回に大島に四球を出したものの、5三振1四球103球、28人で投げきった。
山口の歴史的快投で、巨人の連敗は6で止まった。
お立ち台でのヒーローインタビューは以下の通り。
「泣かないよー。6回くらいから意識してました。周りの良いプレーに助けられて何とか達成できました。(ベンチ内は)意外とシーンとしていた。自分の記録もそうですが、まずはチームが勝ったことがうれしい。マツダ(広島戦)でふがいない試合。今日は勝利しようと。
まだちょっと(ノーヒットノーランの)実感はないですが。また家に帰って実感がわいてくると思います。周りのおかげでできた状況。
まだまだ試合がある。最後まで優勝をあきらめていません。これからも応援よろしくお願いします」。