左手第5中手骨骨折で、リハビリ中の日本ハム大田泰示外野手(28)が、2軍の西武戦に先発出場し、ケガ以来、初の実戦復帰を果たした。

 4番右翼で出場。1回、1死二、三塁の第1打席では、左前適時打を放つなど2打点を挙げた。3回、1死三塁で迎えた第2打席では、先発南川から背部に死球を受け、かなり痛そうな表情を見せる場面も。しかし、試合後には「大丈夫です」と話し、大事には至らない様子だった。復帰戦での打撃について「2打席しか立ってないですけど、(打球も)前に飛んでくれたし、いい形になってると思います」と、手応えを得た様子だった。

 大田は、7月8日ロッテ戦(ZOZOマリン)の6回に、左手に死球を受け、途中交代。同日、東京都内の病院で精密検査を受け、左手第5中手骨骨折と診断されていた。

 ゲーム復帰まで、3~4週間の見通しだったが、今月上旬に再開した打撃練習で、患部の痛みが再発し、慎重な調整を強いられていた。今月14日から2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で本格的にフリー打撃を再開し、打ち込みを続けて実戦復帰を果たした。