日本野球連盟の規定に抵触する可能性があるとして、アジア競技大会を辞退した今秋ドラフト1位候補の吉川峻平投手(23=関大)について、所属先のパナソニック野球部が24日、調査結果を発表した。

吉川がメジャー挑戦を希望する過程で登録規定第15条1項、第22条2項に抵触すると報告。第15条1項については「都市対抗野球大会以前より入団交渉先であるダイヤモンドバックスと接触している事実を確認しました」とし、第22条2項については「加盟チームへの登録抹消届を提出する以前に交わした書類がダイヤモンドバックスとの正式な入団契約書であるという事実を確認しました」とした。ダイヤモンドバックスとはマイナー契約を締結した模様。

日本野球連盟登録規定では、ドラフト会議から翌年の都市対抗野球大会終了日までプロ球団と交渉できないとしており、もしプロ球団と契約する場合はそれ以前に退部し登録抹消届を提出しなければならないとしている。同部は23日付で日本野球連盟に報告した。