ヤクルト小川淳司監督(60)が、勝利に徹する継投で連敗を3で止めた。

4点リードの5回1死二塁、前の打席でソロを許したDeNA筒香を迎えた場面で、先発カラシティーから左腕のハフにスイッチ。勝利投手の権利まであと2アウトだったが交代を決断。先頭打者に四球を出して招いたピンチだった。

「(2回の適時打は)よく打ってくれたけど、投手としてもう少しやってくれないと。勝ち投手とか言っている場合ではない。厳しい継投になったが、チームとしての判断」と言った。

8回には近藤が3ランを浴び、9回は石山が筒香にソロを許した。石山は23日の広島戦で9回に4失点してサヨナラ負けしている。

小川監督は「勝ったことが一番。勝ち越されなかった」と言った。近藤-石山の勝利の方程式については「その形は続けていくと思う」と信じて戦っていく。