阪神は大逆転勝利で夏の長期ロードを締めた。1点差まで迫って迎えた2死一、二塁で、代打伊藤隼が巨人沢村から右越えに逆転の2点三塁打。

金本知憲監督は「僕らはいつも負けられない。特に今日は負けられないなかで、本当に選手に感謝しかないですね。(伊藤隼は)左投手でしたけど、初球の甘いところをね。2アウトから一打逆転はなかなか打てないものですけど本当に思い切り良く打ってくれました」と殊勲打をたたえた。

梅野が2発。

「すごいね(笑い)。小力というか、パワーもある。コツさえつかめば、振る力もだいぶ付いてきました。どんどん打ってほしいですね」。

2回裏の守備から緊急出場した俊介が、ミスを取り返す意地の適時打を放った。

「あれこそ執念で持っていったタイムリー」。

1回、糸井が左手首に死球を受け負傷交代。

「骨折は大丈夫みたい」。

その他の一問一答は以下の通り。

-2戦連続完封負けのあと、2桁安打で9得点

金本監督 昨日、おとといは菅野、メルセデスがあまりにも良すぎた。その中で、そんなにチームとしては打つ状態は悪くないと思っていた。今日は期待していた。その通り、期待通りにやってくれました。

-甲子園に戻る

金本監督 今日、こういう勝ち方をできたので、この勢いを持って地元でね。今年、あまり甲子園で勝てていないので、何とか甲子園で勝てるように頑張っていきます。

-8回に俊介を打たせた場面は、次が投手の打順で伊藤隼を温存したか

金本監督 ちょっと悩んだんですけどね。もしかしたら、俊介は四球があるのかなと。沢村と俊介の力関係を見たときにどうかなと思ってね。四球だったらラッキーだなと。で、隼太につなぐというのが僕の頭のなかにあった。俊介もよく詰まり気味ですけど、あれこそ、執念で持っていったタイムリーだと思います。