3発のホームラン攻勢で大学代表が勝利した。今秋ドラフト上位候補の大学代表・頓宮裕真捕手(4年=岡山理大付)が初回に2ランを放ち勢いづけた。「大学代表の4番として恥じないスイングをしようと思っていた」と汗をぬぐった。投手陣は7人で3失点とディフェンス力の高さを見せたが、高校代表の打撃に驚く者も。大阪桐蔭・根尾に3ベースを許した早大・小島和哉投手(4年=浦和学院)は「対応力がめっちゃ高い。(松本)航や甲斐野の球に、簡単に三振しなかった」と舌を巻いた。

大学代表の生田勉監督(亜大)は「レベルが高くて驚いた。根尾くんが第1打席でヒットを打った時の、あの乾いたパーンという音を聞いて、高橋由伸くん(現巨人監督)を思い出しました。うちの投手陣は、オランダで7試合90三振を取って、6回以降には点数を取られなかった。つまりそれだけ高校代表がハイレベルということです」と驚いていた。