ソフトバンク岩崎翔投手(28)が30日、今季中の1軍復帰へ強い意欲を示した。4月に右肘を手術をし、リハビリを続けていた。当初は後半戦での復帰を目指していたが、右肘の状態が上がらず、調整が遅れていた。

この日、福岡・筑後のファーム施設で遠投などを行った右腕は「完全に良くなるのを待っていたら、今年が終わっちゃう。大丈夫な範囲での無理はやらなきゃ、という思いはある」と万全の状態ではないが、復帰へ向けて前に進むことを決めた。

「明日(31日)か明後日(9月1日)くらいに立ち投げをしてみて、多少無理しても行けると思ったら…」と近日中にブルペン入りし、復活へのステップを踏むつもりだ。一方で投球した後の状態が悪ければ、「今後の野球に響くようなものなら」と今季中の復帰を断念する可能性もある。

チームは8月に入り、17勝6敗と好調。「手術からだいぶ時間もたっていますし、ここにいるわけにはいかない。優勝を狙えるところでみんな頑張っている」と力強く話した。