試合前に両球団の監督や選手らによって、北海道胆振東部地震の義援金募金が行われた。

楽天からは平石監督代行、北海道・奥尻町出身の佐藤投手コーチ、函館市出身の青山、辛島の4人。日本ハムからは栗山監督、宮西、有原、七飯町出身の鍵谷、佐呂間町出身の玉井の5人が参加した。

雨が降る中、多くのファンが列をつくり、募金していた。鍵谷は「自分としては、今はこれをやるしかない。少しでも心の支えになれば。こういう天候の中でも多くの方が並んでくれた。楽天球団の監督やコーチ、選手にも本当に感謝です。(募金した人に)頑張ってくださいと声をかけられた。全員が気持ちを込めてプレーすることが一番。少しでも、いい報告を北海道に届けたいです」と、話した。

両軍の監督や選手らが引き揚げた後も、楽天の球団職員が自ら球場正面に出て、試合開始まで募金を呼びかけた。7年前の東日本大震災では、仙台も甚大な被害を受けただけに「今度は東北の番です。北海道のみなさんが苦しんでいます。ご協力よろしくお願いします」と、何度も訴えていた。試合中も募金箱を球場内に設置。10日までの3連戦中は募金が続けられる。

試合開始直前には、左翼席に陣取る楽天応援団から「頑張れ、頑張れ北海道」というコールが起き、球場全体で拍手が起きた。