広島丸が36号3ランを含む3安打4打点と孤軍奮闘した。

3回に一挙5点のビハインドを背負ったが、その裏に敵失で1点を返し、4回2死一、二塁から丸が中日笠原の低め真っすぐを強振。決して甘いコースではなかったが、右翼席へ豪快に運んだ。「ある程度強く振れた。手応えは良かった」。シーズン40発も射程圏だが「自信にはなるけど、勘違いせずに大事な場面でいい結果を出せるように明日も頑張りたい」と足元を見つめた。

6回は無死一、三塁から中前適時打で同点に追いつき、前回0封負けを喫した左腕に意地を見せたが、試合は敗戦でマジックは6のまま足踏み。それでも、緒方監督は「(一時は)5点差がついた中で追いついたことは評価したい」と打線の反発力を認めていた。