ソフトバンク川島慶三内野手(34)が代打で決勝犠飛を放ち、雨中の接戦にけりをつけた。

9回1死満塁で、左腕松永から右中間へ。距離十分の飛球となり、三塁走者の上林をホームにかえした。「今日は(同点打の)福田とピッチャーのおかげ。ぼくは本当にラッキーだった。打ったらヒーロー、打たなかったら地獄という気持ちでした」と、謙遜しながら振り返った。

チームは17日に柳田が離脱。この日は今宮も左太もも裏の筋挫傷で出場選手登録を抹消された。柳田と親しい川島は「あいつが上がってくるときにはいい戦いができるようにしたいし、あいつにもそのつもりでいてくれと言いました。あいつのためにも、今宮もしかりですけど、今いるメンバーでやるだけです」と後輩を思いやった。