ソフトバンク加治屋蓮投手(26)が対応力を見せて4勝目を挙げた。

同点の8回の登板直前に雨が強くなり、中断となった。グラウンド整備などをする間、38分間試合がストップした。1度肩を作っていた加治屋は「気持ちは切らさないようにしながら準備しました。ブルペンで座って、リラックスするところはしながら、オンとオフを切り替えてやっていた。シートや整備の状況を見ながら、あと10分くらいかなと想像して準備していました」と、冷静に空白の時間を過ごした。

試合再開後は制球を乱すことなく、9番田村からの打順を3人で切り9回の勝ち越しにつなげた。昨年まで1軍で2試合しか登板のなかった右腕は今季61試合目。すっかり落ち着いた、頼もしいセットアッパーになった。「なかなか経験できることではない。抑えられて、自信になりました」と胸を張った。