阪神谷本球団副社長兼球団本部長が19日、神宮球場で東都大学野球を視察した。

東洋大-亜大戦、国学院大-駒大の2試合をチェックした。ドラフト1位候補右腕の東洋大・上茶谷は7回途中を4失点(自責1)。1回に3者連続四球から3点を先制されるも、2回以降は最速147キロの直球も武器に安定。「思ったよりいい投手。横から見ていたけど、球が伸びてスライダーもキレていた。フォームも美しい」と絶賛した。

一方、評価を上げたのがドラフト上位候補の亜大左腕・中村稔と国学院大右腕・清水。中村稔はリーグ3季連続優勝中の東洋大打線を相手に2失点完投。14三振を奪い、谷本副社長も「140キロ少々なのに空振りを取っていた」と納得顔。8回6安打1失点の清水も「即戦力じゃないですか」と評価した。この日は和田球団本部付テクニカルアドバイザー、佐野統括スカウトらも球場に駆けつけ、総勢9人で熱視線を送っていた。