DeNA国吉佑樹投手(27)が、2年2カ月ぶりの先発マウンドで好投した。「自分が一番びっくりしている」と、16年7月10日以来の先発。最速149キロの直球に今季開幕前に覚えたカットボールをおりまぜ、カーブで緩急をつけた。1回、2回と3者凡退に抑えた。4回に2死一、二塁の場面を迎えたところで交代。細かい継投を宣言していたアレックス・ラミレス監督は「1点差なので交代したが、もう少しリードがあれば投げさせていた。直球もカットボールもカーブも制球されていて、広島はとらえることができなかった」と高評価した。

白星こそつかなかったが、先発抜てきに応えた国吉は「中継ぎと変わらない気持ちで1つずつアウトをとりにいった。冷静に判断して投げることができた」と振り返った。