ヤクルトが15安打9得点で、前日に3連覇を達成した広島に完勝した。3回に山田哲とバレンティンの連続適時打で2点を先制。直後に逆転を許したが、5回に雄平が4年ぶりの2ケタ本塁打となる10号逆転3ラン。6回には坂口と青木が適時打で中押しを決め、8回には青木と、この日4安打目となる雄平の適時打と効果的に加点した。

マツダスタジアムでは今季10戦目で2勝目(8敗)を挙げて、同球場での連敗を3でストップ。対広島の連敗も7で止めた。小川淳司監督は「先制して逆転を許したけど、すぐに返したのが大きかった。(5回は)2死走者なしから安打、安打でつないで、雄平が良く打ってくれた。理想的な、絵に描いたような本塁打。いい打撃だった。(雄平は)4本でしょ。明日が心配ですね」と冗談交じりで、4安打4打点の雄平を絶賛した。

クライマックスシリーズに進出して勝ち上がれば対戦する広島戦の連敗も止めたが「マツダでなかなか勝ててなかったのがあるから、勝ててよかった。うちはどんな試合でも勝たないといけない状態。相手うんぬんじゃない。自分たちがしっかりやることしか考えていなかった」と、表情を引き締めた。