日本ハム矢野謙次外野手(38)が28日、今季限りで現役を引退すると表明した。

プロ16年目の今季は18試合出場で16打数3安打。7月末からは2軍調整を続けていた。16年間の通算成績は、758試合出場で打率2割6分1厘、29本塁打、153打点(9月28日現在)。

球団を通じて「私、矢野謙次はこのたび、現役生活を終える決断を致しました。巨人で約12年、ファイターズで約4年、両球団の方々には本当にお世話になりました。応援してくださったファンの皆様のご声援が力となり、16年もの間、プロ野球の舞台でプレーすることができました。ケガにより戦列を離れてリハビリ中であっても、試合後のライトスタンドで私の応援歌を全力で歌ってくださった巨人ファンの皆様のこと。札幌ドームで『来てくれてありがとう』と、笑顔で迎え入れてくださったファイターズファンの皆様のこと。忘れることはありません。才能に恵まれていたわけではない私を起用し続け、適性を見いだしてくださった素晴らしい監督、コーチ、スタッフの方々。尊敬できる先輩方。同い年の仲間。かわいい後輩たち。たくさんの人々に支えられて共に戦うことができた、本当に幸せな選手生活でした。残りあとわずかになりましたが、チームのために最後まで全力でプレーします。変わらぬご声援、よろしくお願い致します!」とコメントした。