巨人鹿取義隆GM(61)がシーズン全試合終了後に退任することが4日、決定的となった。広島戦前に取材に応じ「監督だけの責任じゃない。バックアップできなかった責任は感じている。常に一蓮托生(いちれんたくしょう)でやってきたし、監督が矢面に立っているが、フロントの責任は重々感じている。まずはシーズン終了まで。その後はオーナーの判断に従う」と話した。

同GMは、17年4月にGM特別補佐としてフロント入り。同年6月に堤前GMの後を受け、球団では初となる選手出身のGMに就任した。編成トップとして戦力整備に尽力したが、思うような結果を出せなかった。前日3日に高橋監督の今季限りでの辞任を発表した山口オーナーは「(見直しは)GMも含めて。新しい体制で今月下旬のドラフト会議には臨みたい」と話していた。