“CS男”日本ハムの中田翔内野手(29)が、日本一の記録に挑戦だ。7日は札幌ドームで全体練習。フリー打撃では持ち前のフルスイングで体を温め、13日から始まるクライマックスシリーズ(CS)第1ステージへ向け「負けたら終わりだからこそ、どんどん攻めてぶち当たりたい」と、積極打法を約束した。

14年にはポストシーズンのプロ野球記録となる4試合連続本塁打をかっ飛ばすなど、CS最多のウッズ(元中日)、和田(元中日)、中村(西武)を1本差で追う通算7本塁打と、短期決戦にめっぽう強い。今季は2年ぶりに25本塁打、100打点以上を記録。「シーズン中に、もっと打ちたいんだけどね。短期決戦は、積極的に恐れず。三振は仕方がないという気持ちで毎回、臨んでいたので、それが良い方向に行ったんだと思う」と勝負強さの極意を明かした。

CS第1Sでは、敵地で2位ソフトバンクと対戦する。2勝で勝ち抜けの超短期決戦。「戦力は向こうのほうが上だけど、チームが1つになった時の厚みは負けていないと自信を持っている」と誇る主将が、3位からの下克上へチームを導く。【中島宙恵】