東洋大が、亜大に延長12回の末に競り負け、リーグ4連覇を逃した。今秋ドラフト1位候補の先発上茶谷大河投手(4年=京都学園)が、9回1失点14奪三振の好投をしたが、打線は亜大・中村稔弥投手(4年=清峰)の前に沈黙。延長10回から登板した守護神の甲斐野央投手(4年=東洋大姫路)が、延長12回に決勝点を奪われた。

上茶谷は「日本一を取りたかったんですけど、悔しいです」と唇をかみ、甲斐野は「粘って抑えないといけないところ。実力不足でした」と悔しさをにじませた。杉本泰彦監督(59)は「残念ですね。4連覇という、そうそうできないチャンスを逃したのは申し訳ないです。指示を徹底できなかった僕が悪いです」と頭を下げた。