広島は3位で智弁和歌山・林晃汰内野手(3年)を指名した。

和歌山市の同校で中継を見守り、会見した林は「まさか3位とは思わずビックリしています。一緒に戦ってきた(同級生の)9人に伝えたい」と喜んだ。野球部グラウンドで仲間たちに胴上げされた。

高校通算49本塁打。今夏まで3季連続で出場した甲子園でも2発放り込んだ。力強いスイングから全方向に長打を打てる左の長距離砲だ。「筒香選手や柳田選手のように自分のスイングができている選手にあこがれる」とスラッガーとしての高い志を示した。

この夏で勇退し、名誉監督になった高嶋仁前監督(72)も会見に同席。「やるしかないでしょう。人と同じことをやっていてはダメ。2倍、3倍も練習する気持ちを忘れずに」と厳しいエールを送った。

元阪神ドラフト1位の中谷仁監督(39)は「僕は失敗談をいっぱい持っている。じっくり話していきたい。プロがゴールじゃなくて、ここからがスタートの気持ちを持ってほしい」と助言した。