愛の力で新人王に一直線! 阪神からドラフト1位指名された大阪ガス・近本光司外野手(23)がプロへの決意を表明した。

26日は兵庫県西宮市内の大阪ガス今津総合グラウンドのクラブハウスで指名あいさつを受けた。矢野監督、佐野統括スカウト、担当の畑山スカウトらと握手を交わし、約40分間会談。「積極的な打撃と勝負強さが自分の武器。新人王と盗塁王を目指して頑張っていきたい」とあらためて語った。

ドラフト指名から一夜明けたが祝福の連絡で携帯電話は鳴りやまず「メール、電話、ラインだったり、トータルで300件くらい」と照れ笑いした。もっとも、期待に応えなければならないのは、友人、知人だけではない。今年3月、中学時代の同級生である未夢(みゆ)夫人と結婚。12月1日に神戸市内で挙式を控えており、同居中。前日25日は帰宅してすぐ、1位指名を報告した。愛妻の反応は「関西希望だったので『本当に阪神でよかった』と。今、住んでいるところの近くなので」。夢追う夫を支えた妻は、離れることなく生活できることを喜んだ。

矢野監督は「すごく好青年。だって、中学校から奥さんと付き合って結婚してるんやからね」と近本の印象を語った。最愛の伴侶においしいご飯を食べさせるためにも1年目から暴れ回る。【真柴健】