7月にソフトバンクから移籍した広島曽根海成内野手(23)が、日本シリーズ初出場を果たした。

ソフトバンク時代は昨年2試合に出場しただけだったが、広島移籍後はユーティリティー選手として出場機会を増やしていた。初めての日本シリーズが、つい3カ月前まで所属していた古巣。特別な感情を持って晴れ舞台に臨んだ。

出番は2-2の5回。無死一塁で代打をコールされた。役割は犠打。「足が震えた。吐きそうでした」。武田の初球を投前にバントし、成功させた。

強めの打球だったため「危なかった。転がして、危ないと思ったので投手に『ファースト、ファースト!』と叫びました」とちゃめっ気たっぷりに話した。