環太平洋大(中国・四国3連盟)が3投手をリレーして函館大を振り切り、初戦を突破した。

先発の西山雅貴投手(3年=岡山理大付)は奪三振1ながら、緩急をつけた丁寧な投球で、7回を被安打4の1失点。函館大打線を牛耳った。

環太平洋大は昨年の大会で4強入りしたが、準決勝で同じ北海道の星槎道都大に2-10と大敗していた。先発を任された西山は3回3失点で降板し、敗戦投手になっていた。「去年のように慌てなかった。コースに投げられてよかった」と自らの投球を振り返った。

就任5年目、前広島監督・野村謙二郎氏の実弟である野村昭彦監督(50)は「西山はどんな試合でも最少失点に抑える。次は法大戦。6大学には絶対負けません」といって引き揚げた。