12年ぶり出場の近大(関西5連盟第1)が2投手のリレーで筑波大の猛追を振り切り、初戦を突破した。

2点リードで迎えた9回、2番手の村西良太投手(3年=津名)が1点を失い、なおも続いた2死一、三塁で次打者を中飛に仕留めて逃げきった。

田中秀昌監督(61)は最終回を振り返り「最後はヒヤヒヤ。同点を覚悟しました」と話した。「村西は150キロ出るし、変化球もある。ふつうに投げればいいのに、力んだ。相手も執念がありますから」。

今大会に向けての合言葉は「平成最後の大会を優勝で締めよう」だ。実は平成初の大会となった20回大会(1989年)の優勝が近大だった。

田中監督も「高校(大阪桐蔭)社会人(大阪ガス)は頑張っているのに、大学が弱い。なんとか平成の最後を日本一で締めくくりたい」と話していた。