中日京田陽太内野手(24)が、ドラフト1位の大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)との“ネオキョー”最強二遊間を目指す。上半身の張りで、ナゴヤ球場での秋季キャンプは13日から別メニュー調整中。14日は小笠原2軍監督の指導で下半身強化メニューをこなした。

「(指導されたことは)いいものばかり。守備、打撃とも下半身の粘りをつけたい」。打撃、守備で数々のタイトルを取った名球会指揮官の教えを吸収して汗を流した。「一からやっています。何かを変えないと今年と同じ結果になる」。ルーキーの17年に新人王を獲得したが、今季は打率2割3分5厘に終わった。

ドラフト1位入団する根尾が二刀流と決別して「遊撃1本」を宣言。与田監督も「(根尾には)一番慣れ親しんだところで勝負をかけさせてあげたい。ただし、勝ち取れるかは別問題」と話す。6歳年長の京田も大人の対応を見せた。「(気持ちは)遊撃一本ですが、チームが強くなるためにいろんなポジションができるようになりたい」。根尾との遊撃争いで、どちらかが二塁に回る可能性があるが、正々堂々と戦うことを強調した。

「荒木さん、井端さんも毎年競ってきた。先の話になるけど、伝説の二遊間になれれば」。平成のアライバにかわり、新元号の元で“ネオキョー”最強二遊間を組む。【伊東大介】