楽天ドラフト6位の明大・渡辺佳明内野手（21）が、18日都内で契約交渉を行い、契約金3000万円、年俸750万円（推定）で契約合意した。「緊張したけど（契約書に）名前を書かせてもらって、やっと一員になれたのかなと。まだ実感はないけど、プレーできるのを楽しみにしています」と表情を緩めた。

中日松坂など、数々の有名選手を指導してきた横浜高前監督元智氏の孫で、小さい頃から指導を受けてきた。「横浜高校出身の方たちが活躍されているので、自分も（活躍して）その一員になりたいなという気持ちもある。一番長く教えてもらっていたので、良い成績を残して『おじいちゃんはすごいんだぞ』ともう1度証明したい」と大好きな祖父のためにも活躍を誓った。

ドラフト直前の東京6大学野球秋季リーグでは自身初の首位打者を獲得。大学入学時からの目標がかなった。「東京6大学というレベルの高いリーグで、首位打者を取れたのは自信になる。プロでも首位打者を目標にやって行きたい」と力を込めた。