松坂に続け!ソフトバンク和田毅投手(37)が18日、福岡市内でトークショーに出演。今季は故障の影響で1軍登板がなかったが、中日松坂の復活に刺激を受け来季の活躍を誓った。

日米通算131勝左腕の和田だが、今季は春季キャンプで左肩を痛め、一進一退の状況下でのリハビリが続いた。日本ではプロ入り後初めて、1度も1軍に上がることができなかった。支えになったのが、同年代の松坂の活躍だった。松坂も右肩痛による長いリハビリを経て、メッツ時代の14年以来4年ぶりの白星を含む6勝を挙げ、カムバック賞にも輝いた。「肩のけがから、あれだけ投げられるというのを見せてもらった。励みになる」と、勇気をもらった。

チームの日本一もテレビで見守り「悔しさ、つらさがあった。来年は絶対、あの場所にいたい」。現在は約50メートルの距離でキャッチボールを行うなど「ここから上がっていくだけという雰囲気はある」と手ごたえも感じている。年内にブルペン入りすることを目標に「やるからには戦力として動ける状態で(来春の)キャンプに入りたい」と、復活のスケジュールを描いている。

トークショーで対談したファイテン社の平田好宏社長から「来年は15勝ですね」と、ハッパをかけられた。和田もやや、圧倒されながらも「社長の言うように、来年は15勝できるよう頑張ります」と言い切った。盟友のあとを追い、来季はパのカムバック賞をさらう。【山本大地】