和製ブーマーの誕生だ。オリックスからドラフト2位で指名された亜大・頓宮裕真捕手(22)が都内のホテルで仮契約を交わした。契約金は8000万円、年俸1200万円。背番号は「44」に決まった。「小さい頃から憧れていたプロの世界に、一歩踏み出せたかなと思います」と感慨深げに語った。

球団で背番号44と言えば、84年に外国人初の3冠王に輝いたブーマー・ウェルズがいる。頓宮は181センチ、97キロのガッチリ体形で、パンチ力のある打撃には定評がある。頓宮も「自分の持ち味は長打力だと思っているので、打撃でどんどんアピールしていきたい。目標は1年目から2ケタホームランです。オリックスは明るいチームという印象なので、自分も笑顔を大切にしてプロの世界でも、“顔晴りたい”と思います」と期待に応えるつもりだ。