DeNAからドラフト6位で指名された知野直人内野手(19=BC新潟)が、2月の春季キャンプで1軍スタートする可能性が浮上した。22日、横浜市のホテルで行われた新入団会見に出席。同席したラミレス監督が知野の名前を挙げながら「1軍に連れて行く可能性がある。正式には1月のミーティングで決める」と明かすと、「若さを生かしたプレーを見せたい」と気持ちを高ぶらせた。

名手だった先輩の姿を見て、“予習”は済ませた。目標の選手に、担当スカウトである進藤達哉編成部長の名前を挙げ「進藤さんのような、打撃にパンチ力があって守備もうまい選手になりたい」と宣言。ゴールデングラブ賞を3度受賞した現役時代のプレーは当然見たことがないが、ドラフト指名後、新潟のスタッフから「すごい選手だったんだぞ」と言われ、動画を検索して目に焼き付けた。同じパンチ力がある内野手として背中を追いかける。

この日、初めてユニホームの袖を通した。背番号は60。「ショートとしては、6が入っていてうれしい。早く、この0を外せるようにしたい」。目指すは1桁背番号。明確な理想像を掲げ、プロの世界に飛び込む。