日本ハム中島卓也内野手が4日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2年ぶりに大台へ復活した。会見では金額について「ご想像にお任せします」と話したが、今季年俸8600万円から1400万円増の年俸1億円でサインした。

今季は132試合に出場し、打率2割6分1厘を記録した。5月12日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)ではプロ初のグランドスラムも放った。「あれはまぐれです」と振り返ったが、球団からは守備の貢献度に加え、打撃面でも高評価を受けた。

今季は選手会長に就任し、チームリーダーとしても引っ張った。「個人的に、人の上に立ってまとめることはなかった。難しさや、大変だったことも多かったが、よく頑張ってくれたと。(竹田球団)社長から『チームが少し変わった』と言われた。良かったけど、まだまだ。来年もしっかりやりたい」と話した。交渉の席では23年に開業予定の新球場について、グラウンドなど選手が直接使用することになる施設面において情報交換を密にすることもお願いした。「新球場でプレーしたいし、そこまでは現役でやりたい。楽しみな部分が大きい」と笑顔だった。(金額は推定)