来季こそ中心選手で! 阪神大山悠輔内野手(23)が4日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の3000万円でサインした。

「やっと1年間が終わった感じがした。改めてはんこを押して、この1年間の悔しさもあった。来年のモチベーションとして、また1からスタートを切れるようにしたい」

大卒2年目の今季は117試合に出場。打率2割7分4厘、11本塁打、48打点の成績を残したが、満足していない。「トータル的な数字を見れば(昨年より)上がっている。ただ状態を見たときに、3月から7月(175打数35安打で打率2割)は全く戦力になってない。迷惑ばかりをかけました」。今季の開幕戦では巨人菅野から右翼席に1号2ランを放って、好スタートを切ったように思われた。だが、打撃不振に陥り6月には2軍落ち。「1年間を通して波を少なくすることが目標」と猛省した。

今オフには虎風荘を退寮。1人暮らしで自炊にも「勉強中です」と取り組んでいる。「(来季は)中心選手になっていかないといけない。まずは、自分のことをしっかりやっていかないといけない」。その言葉からは固い決意がにじみ出ていた。(金額は推定)【真柴健】